しもけんぴ釣行記

愛知県知多半島メイン エギング中心のルアーフィッシング釣行記【キーストンフィールドモニター】

エギ(餌木)って何者?

こんばんは!

なかなか冷え込む日が少なく、ほんとに冬?って感じの日が多いですね。

私の住んでいる知多半島では、この時期の釣り物といえばメバルをはじめとするロックフィッシュがメインです。

しかし、SNSで皆さんの釣果を見ていると沖縄などアオリシーズン真っ只中の地域もあります🦑

冬場は完全にオフシーズンになってしまう地域に住んでいる身とすると羨ましい限り😂

オフシーズンのうちに釣り道具の整理をしたり、エギを揃えている方も多いと思います。

普段何気なく使っている釣り道具のひとつのエギですが、皆さんはエギが何者か知っていますか?

私も学者じゃないので、めちゃくちゃ詳しいわけではないのですが…

しかし、エギのもつ芸術品のような美しさに惹かれていろいろ調べたことがあるので、今回は、その時調べたことを思い出しながらエギについて書いていこうと思います。

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※素人が調べたことなので、もしかしたら間違った情報があるかもしれません…

 

エギとは

 

エギングをやっている方からすると、何を今更って感じだと思いますが、あえてエギとは何者かについて書いていきます。

エギは漢字で「餌木」と書きます。

読んで字の如く、餌の木、木でできた餌です。

要するにルアーです。

ルアーフィッシングと言えば、皆さんに馴染みのあるメジャーな釣りのジャンルだと思います。

ルアー=疑似餌

ルアーと言うと外国のもののイメージが強く、プラグやワームを思い浮かべる人が多いと思います。

元にルアーフィッシングの原点は、どこかの国で湖に落としたスプーンにマスがアタックしてきたことが発祥という説もあります。

そんな外国から輸入されたジャンルの釣りというイメージのルアーフィッシングですが、日本にも誇れるルアーフィッシングがあります。

それが、エギングです。

エギの発祥は、外国のスプーンのエピソードに似ていて、漁師が松明を灯しながら漁をしているときに海に落ちた松明にイカが抱きついてきたことが起源とされています。

そこから漁師の漁具として主に九州で発達し、その後漁具としてだけではなく遊び道具としての釣具としても全国に広がり、大分型・山川型・五島型・山陰型・紀州など各地方ごとに形を変えていきました。

👇なぜか三重のラーメン屋の自販の中に飾られていた餌木。二木島型

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元祖のエギは、今のように煌びやかな装飾はなく、木で魚の形を彫り、焼き目で模様をつけたようなもので、今でいうシンカーの部分には、銭が使われていたものもありました。

形は、現在使用されているエビのようなフォルムだけではなく、魚のフォルムをしたものもありました。

そこから徐々に、模様を描いたり、布を貼ったりと今の形に近づいていきました。

全国各地に、そのような餌木を作る餌木職人もいたようです。

現在市販されいる餌木は、大分県保戸島周辺発祥の「大分型」と、鹿児島県山川町発祥の「山川型」がメインになっています。

大分型のエギ大分プラプラ

山川型のモンローエギ

 

エギの不思議なところなのですが、現在主流になっている大分型・山川型はエビみたいですよね?

アクションもエビが驚いて逃げる姿に似ています。

しかし、ある研究によるとアオリイカのメインの餌は魚で、エビをはじめとする甲殻類はあまり食べないそうです。

なのに何で今の形に落ち着いたのでしょうね?

マッチザベイトの観点から考えると、魚型のエギの方が釣れそうなのに…

不思議ですよね。

そのあたりを上手く利用しているのが、曳き型エギなのかもしれません。

曳き型エギとは、普段使うシャクって使うエギとは違い、主に漁師さんが船で曳きながら使うエギのことです。

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昨今では、エギングブームの追い風も相まって各メーカーが様々な種類のエギを作っています。

製品ムラをなくし、大量生産をすることを考えると、昔のように木で作るわけにはいきませんので今の主流は樹脂のものになっています。

(中には今でも木でエギを作っているメーカーもあります。)

素材は変われど、形は大きく変わることなく漁具が釣具へと変化し、現在も私たちを楽しませてくれています。

このように、餌木は日本が誇るべき和製ルアーのひとつというわけです。

 

普段何気なしに使っている道具も、起源や今の形になった背景を調べてみるとさらに釣りが楽しくなるかもしれませんよ♪

 

では(^^)/